ホッキョクウサギ日誌

なかにしけふこのブログ。宗教学と詩歌文藝評論と音楽と舞台と展示の話など。

私のSNS類について(まとめ)

こちらでは大変ご無沙汰しております。 なかにしけふこです。 ツイッターが使えなくなった時のために、noteにまとめた私のSNS類についてのお知らせを貼ります。 よろしくお願いいたします。 https://note.com/mmktn/n/n6d88dc5fbadb 私のSNSとブログ類など(…

この間に見た舞台(2021年11月~12月)

この間に見た舞台(2021年11月~12月)の話です。11月なにか見ていたような気がするのですが、翻訳書のプロモーションをしながら週7コマそれぞれ別々の学校で授業をし、次の原稿の企画を複数たてつつよれよれになっていたことしか思い出せません。手元にチケ…

ヒロ・ヒライさんのBHチャンネルに出演しました

ヒロ・ヒライさんのBHチャンネルで『ヒュパティア 後期ローマ帝国の女性知識人』の翻訳に関するインタビューの機会をいただきました。YouTubeへのリンクはこちらです。 youtu.be私の博論から本書の出版に至るまで、ジェンダーと学問、新プラトン主義者の生態…

エドワード・J・ワッツ『ヒュパティア 後期ローマ帝国の女性知識人』(中西恭子訳、白水社、2021年)重版出来・書評掲載・ブックローンチイヴェントのお知らせ(2021年12月30日追記あり)

みなさまごきげんよう、なかにしけふこです。おかげさまでエドワード・J・ワッツ『ヒュパティア 後期ローマ帝国の女性知識人』(中西恭子訳、白水社、2021年)ご好評いただいております。 www.hakusuisha.co.jpさて、みなさまにお知らせがあります。 【重版…

『ヒュパティア 後期ローマ帝国の女性知識人』 潜在的読者のみなさまからいただいたご質問

みなさまごきげんよう、なかにしけふこです。おかげさまでエドワード・J・ワッツ『ヒュパティア 後期ローマ帝国の女性知識人』(中西恭子訳、白水社、2021年)がたいへんよく売れているようで、嬉しい驚きのただなかにいる翻訳者です。結果がはっきりと数字…

この間に見た舞台・ストリーミング(2021年6月~10月)

夏じゅうワクチン副反応と周期的不調のあいまに校正をしていたような気がしますが、この間にみた舞台とストリーミング一覧です。私自身の登壇・司会の機会では、日本宗教学会(2021.09.07 オンライン、報告)と世界文学会ダンテシンポジウム(2021.10.9-10, …

翻訳書を上梓します(エドワード・J・ワッツ、中西恭子訳『ヒュパティア 後期ローマ帝国の女性知識人』(白水社、2021年))

このたび白水社から翻訳書を上梓いたします エドワード・J・ワッツ『ヒュパティア 後期ローマ帝国の女性知識人』 中西恭子訳、白水社、2021年 著者、エドワード・J・ワッツ氏はカリフォルニア大学サンタバーバラ校教授、現在最も精力的に活動する古代末期地…

宝塚歌劇『アウグストゥス』 まだ間に合ってほしい予習アイテムリスト

宝塚歌劇花組公演で『アウグストゥス 尊厳ある者』(田渕大輔作・演出)が上演されるとのことで、名古屋大学の川本悠紀子さんからのお誘いで予習マテリアル紹介の連続ツイートをいたしました。ところが、緊急事態宣言発令で宝塚大劇場での上演が中止になって…

こちらにまだ長文で書いていない、そのうち感想をお蔵出しするかもしれない観劇記録一覧(2020年9月から2021年4月まで)

まだ感想をこちらにUPしていない、そのうち感想をお蔵だしするかもしれない観劇記録覚書です。まずは一覧だけでもUPします。これだけではなく、なにかもっと見ているような気がします。思い出すと追記が増えます。 オペラ・演劇・ミュージカル・ベンジャミン…

舞台刀剣乱舞『天伝 蒼空の兵-大坂冬の陣-』(末満健一作・演出、IHIシアターステージアラウンド東京、2021年3月4日ソワレ)

ブログよりお蔵だしです。舞台刀剣乱舞『天伝 蒼空の兵 -大坂冬の陣-』(刀ステ天伝)を3月4日に見に行きました。 これから刀ステ天伝をみます pic.twitter.com/5uOZBP2AFY— Kyoko Nakanishi (@mmktn) 2021年3月4日 IHIシアターステージアラウンドは客席が…

舞台刀剣乱舞『无伝・夕紅の士 -大坂夏の陣-』(末満健一作・演出、2021年4月27日ソワレ、豊洲・IHIシアターステージアラウンド東京)

刀ステ无伝(舞台刀剣乱舞『无伝・夕紅の士 -大坂夏の陣-』を見ました。すばらしい舞台でした。まさに「戦い続ける座組」、シリーズを追うごとに洗練が加わっています。私が見たのは「緊急事態宣言」発令で上演中止になる前の最終公演でした。スタンディン…

『テンダー・シング』(東演パラータ、ベン・パワー作、荒井遼演出、2021年2月24日ソワレ)

『ア・テンダー・シング』初日を観ました。 舞台 テンダーシング-ロミオとジュリエットより- 土居裕子 ×大森博史 「年齢を重ねてもロミジュリの台詞を発したい」という俳優たちの望みを二人芝居でかなえた戯曲。『ロミオとジュリエット』とシェイクスピアの…

『ユリイカ』2021年1月号「ぬいぐるみの世界」 「霊獣とあたらしいカミと暮らす」出演者追い書き

みなさまごきげんよう。なかにしけふこです。『ユリイカ』ぬいぐるみ特集、いよいよ12月26日発売です。 www.seidosha.co.jp 諸君ご機嫌よう、うさぎ軍団とけふこ殿の本丸のへし切長谷部(極)だ。『ユリイカ』「ぬいぐるみの世界」でけふこ殿が我々のことを書…

『ユリイカ 』2021年1月号「ぬいぐるみの世界」に寄稿しています

ユリイカ 2021年1月号「ぬいぐるみの世界」に「霊獣とあたらしいカミと暮らす 同伴者としての似姿とぬいぐるみ」を寄稿しています。 青土社 ||ユリイカ:ユリイカ2021年1月号 特集=ぬいぐるみの世界 拙宅のWWFコラボレーションホッキョクウサギぬいぐるみ集…

登壇・掲載情報(2020年11月–12月、『ユリイカ』偽書特集・ぬいぐるみ特集、弥生神社教養講座)

✴青土社の雑誌『ユリイカ』2020年11月号「偽書の世界」に論攷「修辞と予型、ほんとうの物語 古代末期地中海世界における偽書的思考」を寄稿しています。捏造されてゆく「敬虔帝」たちの姿や、予型論的思考のなかに信仰の正統性を求める人々について書いてい…

さにわライフ100日の所感 弊本丸近侍のへし切長谷部さんのこと

みなさまごきげんよう、なかにしけふこです。とうとうさにわライフ100日を経過しました。ただいまさにわレベル109です。レベル99が18振、極9振。勤勉なさにわです。手紙一式がやや足りません。弊本丸の極へし切長谷部は極レベル43になりました。彼についてこ…

弥生神社講座「近代的学知とキリスト教」のお知らせ

新型コロナウイルス防疫対策で延期になりました海老名・弥生神社教養講座シリーズ「キリスト教の精神世界」が再開されます。私も10月31日土曜日14時から登壇します。 第1回は 「キリスト教と近代的学知 ―救済をめぐる問題―」 。会場での聴講2000円、配信での…

さにわライフ二ヶ月の所感(弊本丸の極はせべvs極歌仙の近況)

さにわライフ二ヶ月が経過しました。忽然と飽きる要素がいまのところありません。 ゲーム版『刀剣乱舞』時空で毎年定期的に開催される「地下に眠る千両箱」イヴェント(謎の鉱山と化した「大阪城」の地下を掘る)では1週目に99階まで到達しました。「大阪城…

『ユリイカ』2020年10月臨時増刊「総特集・別役実の世界」に寄稿しました

『ユリイカ』2020年10月臨時増刊「総特集・別役実の世界」に「優しさとさびしさと 別役実の詩と詩学」を寄稿しています。劇中歌の歌詞を中心に論じました。お役目は果たせたと思います。ぜひご一読ください。べつやくれいさんや池辺晋一郎先生やケラリーノ・…

劇団チョコレートケーキ『無畏』(2020年8月8日マチネ、下北沢・駅前劇場)

劇団チョコレートケーキ『無畏』をみました。古川健台本・日澤雄介演出。大正天皇の生涯を描いた『治天ノ君』でも知られる史劇の名手タッグです。お二人の台本・演出で上演されるはずだった鈴木拡樹主演『アルキメデスの大戦』舞台版公演がコロナウイルス感…

DULL-COLORED POP『アンチフィクション』(シアター風姿花伝、7月25日マチネ、配信=7月26日マチネ)

ダルカラことDULL-COLORED POP『アンチフィクション』(谷賢一脚本・演出・主演)を見ました。主宰の谷賢一さんの一人芝居です。コロナウイルス防疫対策のための謹慎中断後はじめての観劇でした。防疫対策もばっちりでした。現代思想の別役実特集に書くにあ…

さにわライフ一ヶ月の所感

さにわ、といってもシャーマニズム系の宗教をはじめたわけではありません。とうとう『刀剣乱舞』ゲーム版をはじめてしまいました。「62振一挙贈呈キャンペーンがきますよ、けふこさんの本丸にもかならずへし切長谷部さんが来ますよ」と背中を推されたしだい…

Tokyo Players Collection『IN HER TWENTIES 2020』(9月3日17時開演、シアター風姿花伝)

Tokyo Players Collection『IN HER TWENTIES 2020』を見ました。上野友之脚本・演出。音楽の道をあきらめたある女性の20代を役年齢ごとに同じ実年齢の女優を10名起用して描く作品。「彼女」の一年一年が、そして「彼女」を演じる女優たちがとても愛おしく感…

この間のできごと、リモートコーラス、コロナ下で見た配信

みなさまたいへんごぶさたしておりました。ごたぶんにもれず、コロナウイルス防疫対策下での遠隔授業対応に追われる春学期でした。蜃気楼のように夏休みが消滅し、秋学期が始まろうとしています。持続可能な生活を模索しましょう。この間のできごとについて…

2020年4月の寄稿、4/25弥生神社連続講義延期のお知らせ

2020年4月の寄稿と登壇延期のお知らせです。オリエンス宗教研究所の雑誌『福音宣教』5月号に、短期連載「よみがえるテイヤール・ド・シャルダン」後編その1が出ました。今回は1910年代から20年代のテイヤールの著作に登場する信仰のリアリティと典礼をめぐる…

3/29→4/25海老名・弥生神社講座開講延期につきまして

海老名・弥生神社さまからお招きいただき、講座「キリスト教の精神世界」を開講いたします。資料代2000円(学生1000円) 、お茶菓子付きです。当初、3月29日日曜日開講を予定しておりましたところ、3月25日の小池百合子東京都知事記者会見で、東京都民への3月…

雑誌『福音宣教』4月号に『骨と十字架』対談が掲載されました(2020年3月)

オリエンス宗教研究所刊の雑誌『福音宣教』での短期連載シリーズ「よみがえるテイヤール・ド・シャルダン」の続報です。 www.oriens.or.jp 『福音宣教』4月号には、昨年7月に新国立劇場小劇場で上演された『骨と十字架』(作・野木萌葱、演出・小川絵梨子)…

『魔法使いの嫁』を読むの記

ヤマザキコレ『魔法使いの嫁』既刊分13巻(ブレイドコミックス、マッグガーデン、2013–2020年)を一気読みしました。面白かった。 シェイクスピア『真夏の夜の夢』からゴシック・ロマンスと「ケルトの薄明」を経由して近現代ハイ・ファンタジーに至る妖精物…

びわ湖リング配信を見るの記(ヴァーグナー《神々の黄昏》、沼尻竜典指揮、ミヒャエル・ハンペ演出、京都市交響楽団、2020年3月7日・8日、びわ湖ホール無観客上演配信)

びわ湖ホールの《ニーベルングの指輪》ツィクルス最終年の《神々の黄昏》無観客上演配信を見ました。政府の劇場・学校・社会教育施設閉鎖要請で全国の劇場・コンサートホールが続々と公演をとりやめるなかでの大英断です。さすが、故・若杉弘前音楽監督の時…

みることはあわくさびしくあたたかい 青年団『東京ノート』(平田オリザ台本・演出、2020年2月23日ソワレ、吉祥寺シアター)

気を取り直してオリザ先生の『東京ノート』の感想を書こうと思います。まず武蔵野文化事業団の武蔵野市民割引ありがとう…いざ感想を書こうと思うと、手堅い!さすが!よい舞台!アフタートークも聡明無比!に収束してしまう。 すぐれたプロダクションを世に…