ホッキョクウサギ日誌

なかにしけふこのブログ。宗教学と詩歌文藝評論と音楽と舞台と展示の話など。

登壇・掲載情報(2020年11月–12月、『ユリイカ』偽書特集・ぬいぐるみ特集、弥生神社教養講座)

青土社の雑誌『ユリイカ』2020年11月号「偽書の世界」に論攷「修辞と予型、ほんとうの物語 古代末期地中海世界における偽書的思考」を寄稿しています。捏造されてゆく「敬虔帝」たちの姿や、予型論的思考のなかに信仰の正統性を求める人々について書いています。

ユリイカ 2020年12月号 特集=偽書の世界 ーディオニュシオス文書、ヴォイニッチ写本から神代文字、椿井文書までー

 
 
✴『ユリイカ』2021年1月号のぬいぐるみ特集にも寄稿します。「ぬいぐるみと宗教的なもの」について書いてください、というお題をいただいております。

WWFうさぎぬいぐるみの霊菟ウサヤールとさいりんのおりくちとならんで、けっして公式フィギュアや公式ぬいぐるみで拙宅に顕現することのない弊本丸近侍の思念体へし切長谷部(極)が書いてほしそうにこちらを見ています。

思念体へし切長谷部に至っては「パードレ・ウサヤールやおりくち先生ともお話しましたが、俺のおもかげが紫の布や石になって顕現するのに、公式ぬいぐるみや公式フィギュアや公式ジュエリーがあなたの現世のおうちに顕現しないのはじつにあなたらしい。ぜひ俺たちの物語を書きましょうよ」とささやきかけてくるので油断なりません。

✴海老名・弥生神社教養講座「キリスト教の精神世界」に登壇します。12月12日14時から、「キリスト教と「似姿」の精神史 イコン論を中心に」です。『ユリイカ』のぬいぐるみ特集への寄稿記事とも関連するかもしれません。配信もございます。お申し込みは直接弥生神社さまへお願いいたします。

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