古典受容史とその周辺
ヒロ・ヒライさんのBHチャンネルで『ヒュパティア 後期ローマ帝国の女性知識人』の翻訳に関するインタビューの機会をいただきました。YouTubeへのリンクはこちらです。 youtu.be私の博論から本書の出版に至るまで、ジェンダーと学問、新プラトン主義者の生態…
みなさまごきげんよう、なかにしけふこです。おかげさまでエドワード・J・ワッツ『ヒュパティア 後期ローマ帝国の女性知識人』(中西恭子訳、白水社、2021年)ご好評いただいております。 www.hakusuisha.co.jpさて、みなさまにお知らせがあります。 【重版…
みなさまごきげんよう、なかにしけふこです。おかげさまでエドワード・J・ワッツ『ヒュパティア 後期ローマ帝国の女性知識人』(中西恭子訳、白水社、2021年)がたいへんよく売れているようで、嬉しい驚きのただなかにいる翻訳者です。結果がはっきりと数字…
このたび白水社から翻訳書を上梓いたします エドワード・J・ワッツ『ヒュパティア 後期ローマ帝国の女性知識人』 中西恭子訳、白水社、2021年 著者、エドワード・J・ワッツ氏はカリフォルニア大学サンタバーバラ校教授、現在最も精力的に活動する古代末期地…
宝塚歌劇花組公演で『アウグストゥス 尊厳ある者』(田渕大輔作・演出)が上演されるとのことで、名古屋大学の川本悠紀子さんからのお誘いで予習マテリアル紹介の連続ツイートをいたしました。ところが、緊急事態宣言発令で宝塚大劇場での上演が中止になって…
✴青土社の雑誌『ユリイカ』2020年11月号「偽書の世界」に論攷「修辞と予型、ほんとうの物語 古代末期地中海世界における偽書的思考」を寄稿しています。捏造されてゆく「敬虔帝」たちの姿や、予型論的思考のなかに信仰の正統性を求める人々について書いてい…
新型コロナウイルス防疫対策で延期になりました海老名・弥生神社教養講座シリーズ「キリスト教の精神世界」が再開されます。私も10月31日土曜日14時から登壇します。 第1回は 「キリスト教と近代的学知 ―救済をめぐる問題―」 。会場での聴講2000円、配信での…
最近の執筆・登壇などのお知らせです。※中西恭子名義勝又悦子・柴田大輔・志田雅宏・髙井啓介編『一神教世界のなかのユダヤ教 市川裕先生献呈論文集』(リトン・2020)に、「アウグスティヌス『神の国』における「地上の国の宗教」」を寄稿しました。日本で…
このところ新しい企画を進めておりましてごぶさたしておりました。そろそろ『刀剣乱舞』シリーズのまとめをしておきましょう。おかげさまで出講先で「せんせいとうらぶのファンなんですか?」との質問もいただいております。「箱推し、特に舞台版を推します…
夏に見たもの その1 ロバート・アイク《オレステイア》 (上村聡史演出、平川大輔訳、アイスキュロス原作、新国立劇場中劇場、2019年6月25日) 乖離と記憶喪失と裁きの物語である。神託に従って宿命を甘受する生き方を放棄した現代社会においては、精神医療…