ホッキョクウサギ日誌

なかにしけふこのブログ。宗教学と詩歌文藝評論と音楽と舞台と展示の話など。

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

【急告】市川科研シンポジウム「生きられた古代宗教」のお知らせ(9/21–22(土日)、東京大学本郷キャンパス法文1号館113番教室)

市川科研シンポジウム「Lived Ancient Religion 生きられた古代宗教」のお知らせです。2019年9月21日(土)–9月22日(日)の2日間開催。会場は東京大学本郷キャンパス法文1号館113番教室です。エルフルト大学からイェルク・リュプケ教授(宗教学宗教史学)を…

夏に見たもの その2 《骨と十字架》(1)

夏に見たもの その2 《骨と十字架》(野木萌葱脚本、小川絵梨子演出、新国立劇場小劇場、2019年7月12日、26日) 古生物学者で神秘家のイエズス会士、ピエール・テイヤール・ド・シャルダンの壮年期に取材した作品。《オレステイア》を見て釈然としなかったの…

夏に見たもの その1 ロバート・アイク《オレステイア》

夏に見たもの その1 ロバート・アイク《オレステイア》 (上村聡史演出、平川大輔訳、アイスキュロス原作、新国立劇場中劇場、2019年6月25日) 乖離と記憶喪失と裁きの物語である。神託に従って宿命を甘受する生き方を放棄した現代社会においては、精神医療…