ホッキョクウサギ日誌

なかにしけふこのブログ。宗教学と詩歌文藝評論と音楽と舞台と展示の話など。

音楽の話

この間に見た舞台・ストリーミング(2021年6月~10月)

夏じゅうワクチン副反応と周期的不調のあいまに校正をしていたような気がしますが、この間にみた舞台とストリーミング一覧です。私自身の登壇・司会の機会では、日本宗教学会(2021.09.07 オンライン、報告)と世界文学会ダンテシンポジウム(2021.10.9-10, …

『ユリイカ』2020年10月臨時増刊「総特集・別役実の世界」に寄稿しました

『ユリイカ』2020年10月臨時増刊「総特集・別役実の世界」に「優しさとさびしさと 別役実の詩と詩学」を寄稿しています。劇中歌の歌詞を中心に論じました。お役目は果たせたと思います。ぜひご一読ください。べつやくれいさんや池辺晋一郎先生やケラリーノ・…

DULL-COLORED POP『アンチフィクション』(シアター風姿花伝、7月25日マチネ、配信=7月26日マチネ)

ダルカラことDULL-COLORED POP『アンチフィクション』(谷賢一脚本・演出・主演)を見ました。主宰の谷賢一さんの一人芝居です。コロナウイルス防疫対策のための謹慎中断後はじめての観劇でした。防疫対策もばっちりでした。現代思想の別役実特集に書くにあ…

さにわライフ一ヶ月の所感

さにわ、といってもシャーマニズム系の宗教をはじめたわけではありません。とうとう『刀剣乱舞』ゲーム版をはじめてしまいました。「62振一挙贈呈キャンペーンがきますよ、けふこさんの本丸にもかならずへし切長谷部さんが来ますよ」と背中を推されたしだい…

Tokyo Players Collection『IN HER TWENTIES 2020』(9月3日17時開演、シアター風姿花伝)

Tokyo Players Collection『IN HER TWENTIES 2020』を見ました。上野友之脚本・演出。音楽の道をあきらめたある女性の20代を役年齢ごとに同じ実年齢の女優を10名起用して描く作品。「彼女」の一年一年が、そして「彼女」を演じる女優たちがとても愛おしく感…

びわ湖リング配信を見るの記(ヴァーグナー《神々の黄昏》、沼尻竜典指揮、ミヒャエル・ハンペ演出、京都市交響楽団、2020年3月7日・8日、びわ湖ホール無観客上演配信)

びわ湖ホールの《ニーベルングの指輪》ツィクルス最終年の《神々の黄昏》無観客上演配信を見ました。政府の劇場・学校・社会教育施設閉鎖要請で全国の劇場・コンサートホールが続々と公演をとりやめるなかでの大英断です。さすが、故・若杉弘前音楽監督の時…

カウンターテナー研究会御礼

12月15日、カウンターテナー研究会第8回例会でレクチャーの機会をいただきました。「『古代末期』の教会で『歌った』のは誰か?」というテーマで、先行研究とローマ帝国におけるキリスト教の公認以前からポスト・ローマ期にかけての事例を紹介しつつ、初期キ…

Anglo-Saxon Kingdoms展(British Library, 2018年10月28日)

学園祭休みとreading weekを縫って倫敦に文献調査で10日ほど滞在しておりました。文化史展示のなかの宗教展示の意義に注目して展覧会を見ています。大英図書館でAnglo-Saxon Kingdom展を見ました。 www.bl.ukゆっくり見ると4時間かかります。大英図書館中世…

「精神医療と音楽の歴史」レポート(2017.9.16)

古楽の話ではこちらもどうぞ。昨年9月16日に松沢病院で開催された公開講演会(レクチャーコンサート)「精神医療と音楽の歴史」のレポートを「医学史と社会の対話」研究プロジェクトのウェブサイトに寄稿しました。光平有希さんによる講演「精神医療と音楽 …

小澤高志さん追悼・ルネサンス大舞踏会に行ってきました(4.15)

こちらではたいへんごぶさたしておりました。そろそろこちらでも有機的にツイッターとフェイスブックとの連動運用を心がけてみたいと思いまして、戻って参りました。およそ一年ぶりとなりました。みなさまのご期待に応えてホッキョクウサギ日誌を再開します…