ユリイカ2018年5月号『特集 アーシュラ・K・ル=グウィンの世界』に論考「アーシュラ・K・ル=グウィンと文藝共和国の夢 「西のはての年代記」三部作と『ラウィーニア』の場合」を寄稿しました。
若い頃ルネサンス学者をめざしたこともあったル=グウィンは最晩年に叙事詩的な世界と古典に沈潜します。そこで彼女が掬い上げた少年少女の成長物語を通して見た信念の器としての詩歌の賜物とは。物語に籠められた祈りと願いとはなにか。そのようなことを考えました。
書影と目次はこちらから。ル=グウィンさんの笑顔のポートレイトが輝くようです。
大好きな作家について書いてすばらしいメンバーとともに追悼特集号にのるよ、とティーンエイジャーの自分におしえてやりたいです。感謝。
青土社 ||ユリイカ:ユリイカ2018年5月号 特集=アーシュラ・K・ル=グウィンの世界
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