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ホッキョクウサギ日誌

古代末期地中海世界の宗教史、宗教学、詩と短歌と文藝評論とその周辺をめぐるよもやまばなし。

最近書いた詩歌・文藝評論関係の文章について

文学 宗教学 古代末期とその周辺 告知

最近書いた詩歌・評論関係の文章についてお知らせします。

現代詩手帖』2016年9月号・特集「古典詩への誘い」に「叙景と引証とわたし、ある古代末期文学紹介の試み」を寄稿しました。
古代末期地中海世界ギリシア語文学・ラテン語文学の抒情と叙景と「私がたり」について、古代末期に取材した日本語現代詩における「学匠詩人」の系譜について書きました。
作曲家・チェンバリスト根本卓也氏への選詞協力についても書いています。
http://www.shichosha.co.jp/gendaishitecho/item_1705.html
この文章で言及したアンミアーヌスによる地震描写のテクストは『ユリアヌスの信仰世界』のプロローグでも引用しました。ぜひご覧下さい。

ユリイカ』2016年12月号「特集=『ファンタスティック・ビースト』と『ハリー・ポッター』の世界」に「夢みるひとの物語、醒めたるものの物語 ファンタジーと「宗教的なもの」についての試論」を寄稿しました。
http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=2995
ポスト世俗化社会におけるファンタジー表象とファンタジー文学の機能と作家の職能、ファンタジーのなかのメディーヴァリズム(中世憧憬、中世回帰)表象と現代の宗教的・政治的メディーヴァリズムの現実との葛藤、「新しいヒューマニズム」の一側面としてのファンタジー表象との思いがけない出会いの可能性について書いています。
新しい芸風を切り開くきっかけをいただきました。ありがとうございます。

ユリイカ』の「《ファンタスティック・ビースト》と《ハリー・ポッター》の世界」特集は、J.K.ローリング作品の作品世界と映像化について主に文学研究者と映像研究者が的確かつ興味深い分析を寄せた大充実の一冊です。
井辻朱美さんと池澤春菜さんの対談、鏡リュウジさんによるクリスティナ・ハリントンさんインタビュー(西洋中世史家としてのアカデミックキャリアからソリッドで洞察の深いなおかつこわくないあやしくない魔法書店の店主へ)も面白いです。皆様ぜひお手にとってごらんください。