ホッキョクウサギ日誌

なかにしけふこのブログ。宗教学と詩歌文藝評論と音楽と舞台と展示の話など。

大英博物館動画「ポンペイのパンのつくりかた」

おいしいと評判の古代ローマ料理。
試食イベントやレシピ本の翻訳も増えました。

ここで大英博物館提供のパン作り動画をご紹介します。
ジョルジョ・ロカテッリ氏による「復元レシピによるポンペイのパンの作り方」解説

youtu.be

2013年に開催された展覧会「ポンペイとヘルクラネウムの生と死」関連動画です。
レシピはこちらです。

www.britishmuseum.org

ウェスウィウス山噴火時にヘルクラネウムのあるオーブンの中に入って焼かれていたという炭化したパンを分析したレシピをポンペイ・ナポリ・スタビアエ考古学監督局が提供しています。
(© Soprintendenza Speciale per i Beni Archeologici di Napoli e Pompei)

レシピを翻訳して引用します。

biga acida (=サワードウ) 400g
イースト 12g
グルテン 18g
塩 24g
水 532g
スペルト小麦粉 405g
全粒粉 405g

粉で土手を作る。
水を土手のなかに注ぎ、イーストを入れて混ぜる。
土手を崩し、粉と混ぜる。
グルテンと水を加えて2分ほど混ぜる。
塩を加え、3分ほど混ぜる。
円盤状にに成型し、1時間寝かせる。
寝かせたのち、焼成時に型崩れしないようにたこ糸で水平に縛る。
焼成時にふくらみやすいように水平面に切れ目を入れる。
オーブンを200度に設定。
30分から45分焼く。

サワードウ・ブレッドの模様です。おいしそうなのでぜひ作ってみたいですね。

展覧会「ポンペイとヘルクラネウムの生と死」

www.britishmuseum.org


は、映画にもなりました。東京では東京都写真美術館で過去に上映されたそうです。

www.britishmuseum.org